2017年WBCでのモリーナ捕手のスローイングの映像です。野手の中で最も多くボールを投げるポジションのため正しいスローイング方法を習得しないと故障の原因につながります。日米での捕手のスローイング指導に大きな違いがあります。従来の日本式では小さく耳に近づけて投げるテイクバックの方法です。しかし、その方法は肩に大きな圧力が掛かります。この圧力を逃がすには90度から少し内側の肘の角度を維持することで大きく肩への負担を軽減します。また、小さくコンパクトに投げ過ぎると肘の故障の原因にもなります。コンパクトに小さく瞬時に投げた時のタイムとモリーナ捕手のように大きく強く投げた時のタイムではほとんど同じです。それであれば怪我をしないスローイング方法を選ぶべきではないかと思います。「強いボールを正確に正しく投げる」という考えが浸透してくれることを祈ります。