アミューズパーク神谷店にて、いわきボーイズから盛岡大付属高校、そして2015年の夏の甲子園で大活躍した菜花大樹くん<20歳>が動作解析DVDサービスを受けてくれました。そのスイングは非常にパワーとスピードがあり周囲のお客さんを圧倒するスイングでした。現在は社会人野球で活躍しています。
下記が菜花くんの動作解析となります。今回はメジャーリーグ6球団で使用しているスイングのセンサーで11項目の調査をしました。下記が解析の内容となります。
①MAX BARREL SPEED ・・・重心移動が大きいためにスイングスピードがヘッドスピードが上がり難い。
②HAND CAST DISTANCE ・・・腕が少し張り過ぎてしまうためにグリップが体から遠くに離れる傾向があるために、スイングの弧が大きくなりスイングスピードが遅くなりやすい。
③IMPACT MOMENTUM・・・ 体からバットが離れるとインパクトに手打ちになる傾向が出るためにインパクトでボールにバットが戻される傾向があるので強い衝撃をボールに与えることが難しくなる。
④APPROACH ANGLE ・・・バットのスイング軌道が非常に良くボールの軌道に合った平均22度上がりのアッパースイングでスイングができています。しかし、少し上がり過ぎる傾向があるのでフライ率が高くなることを注意すると良い。
⑤RESISTANCE ・・・2016年のナショナルリーグ新人王になったロサンゼルスドジャースのシーガー選手との比較映像を見ると、シーガー選手がインパクト時に重心を下げて抵抗力を強くしてスイングをしていることが分かります。テコを使うロックエンドリリースを取り入れることでさらにパワーを生むことが可能となります。
昨年の甲子園で活躍した伊藤勇貴くん<いわきボーイズ⇒盛岡大付属>も同じくAPPROACH ANGLE <バットの軌道>が菜花くんと同じく良い数値が出ています。これは出身高校の指導方針の特徴が顕著に出ていると思います。
これだけの実績があっても動作解析DVDサービスを受けて今後の参考に取り組む姿勢と素直さにこれからの伸びしろを感じることができました。今後のさらなる活躍を期待します。