レジースミスが2008年8月に行われた北京オリンピックのアメリカ代表打撃コーチとして銅メダルの獲得に大きく貢献しました。特に日本代表での1戦目に行われたタイブレーク方式での無死1,2塁、初球を見事に2人の打者が適時打を放ち大きく日本代表を引き離しました。塁が埋まっている時の打席での考え方やチャンスの場面での心構えは’レジースミスの打席での考え方3カ条’が各打者に十分に伝わっていると改めて思いました。また、3ボールからでも自分の好きなボールが来ればどんどん振っていく姿もそうです。2000年シドニーオリンピックでの金メダルに貢献し、2007年のWBC、今回の2008年の銅メダルとアメリカを代表する最高の打撃コーチだと信じております。
マネーボールと呼ばれる出塁率を重視するあまりに四球で塁に出ることが大切となりつつあるアメリカ野球界において、レジースミスの積極的な打席での考え方はどんな時代が来ても決して変わることのない野球の真髄であると思います。’Good pitch to hit !’(自分の打ちやすいボールが来たら迷わずに打て!)ということを日本代表チームとの2試合を通して皆さんに伝わったのではないかと思います。どんな時代が来ても変わることのない部分をたくさんの皆さんに伝えることができるように日々精進して行きたいと思います。
2000年 シドニーオリンピック時のベースボールカード
http://web.usabaseball.com/index.jsp (ベースボールアメリカ公式ウェブサイト)