それでは今回はアメリカのリトルリーガー向けに分かり易く作成された打撃における頭の位置について解説致します。
ポイント
①頭と顔の位置を投手方向に向かって静止した状態で真っすぐにすること。
その理由は人間の脳が正しくボールを正確に捉えるには正方形が最も適した状態と言われています。そのため正方形の形が崩れると距離感を失い正確にボールを捉えることが難しくなる傾向があります。
②インパクト時に顔を下げないこと。
その理由は顔が下がることで上半身の動きと連動することで頭が動きやすくなるためにブレが多くなるということです。
また、バットのヘッドも下がり易くなることでボールの下を打つようになり正確にボールを捉えることが非常に難しくなります。
実際にボールを正確に捉えるのは脳であり、目はボールを脳に移すレンズの役割だと言えます。
また、投手の球速が約144キロの場合、優れた動体視力を持つ打者でも最後の約3,5メートル~4メートルはボールを見失っていると言われています。ボール最後まで見ることは大切なことですが、顔を動かしてまで見ることで距離感を失い、さらにブレが生じやすくなります。
できるだけ顔を真っすぐに静止した状態で構えるように心掛けましょう。