月刊ヒット&ラン 11月号広告 メジャーリーグ流の打撃とは?

 

この度はヒット&ラン11月号ではメジャーリーグ流の打撃指導とはどういうものなのか?ということを掲載致しました。実際にメジャーリーグの本塁打記録を持つバリー・ボンズ選手が現役時代に行ってきた練習方法を紹介致しました。スミスとボンズは親戚関係にあり、ボンズのお父さんの元有名なメジャーリーガーのボビー・ボンズから「何か息子のバリーに良いドリルはないか?」という質問に教えたのがこのリードアームでボールを取るドリルを伝授したと言われています。ボンズ選手が打撃指導をした際に「ボールをキャッチするように打つんだ」とESPNというスポーツ番組で話しています。つまりこの意味がキャッチするようにボールを打つということなのです。

 今年の日本シリーズで優勝をした千葉ロッテマーリンズの打撃が金森打撃コーチの指導によって打率が昨年の最下位から今年はリーグの断トツでトップとなった一番の要因はボールを体の近くまで引き付けて打つ指導方法を浸透することができたとスポーツ誌に掲載されていました。体の近くに引き付けるということは長くボールが見れるということの利点を以下にまとめます。

①四球を増やす事ができるようになる ・・・ 理由は体の近くに引き付けるということは長くボールが見れるということになるために特にストライクからボールになる変化球の見極めなどができるようになります。

②ヒットになりやすい ・・・ 理由は体の近くでボールを捉えると必然的に手首を返さなくなります。そのために手首を返してのゴロが減りライナー性の打球が増えるようになります。ライナー性が最もヒットになりやすい打球だからです。

③強い打球を打つことができる ・・・ 理由は体の近くでボールを捉えると肘が体の近くにあるために下肢と連動しやすくなります。

 以上が主な理由となります。一つの動作を習得することで複数の素晴らしい動作を習得できるようになるのです。すべての動作の裏に理論があるのです。

                                           滝口 ひろし