2010年 謹賀新年

Hiroshi Takiguchi 

モデル・・・ RSBC:JPN 代表 滝口 ひろし

タイトル・・・ ベースボールインストラクター

 画家・・・ ケビン ムーア (油絵)

              

             新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。

 弊社も早いもので今年2月で5年目を迎えることになります。起業当初はメジャー流の野球指導が日本人の小学生、中学生にどれだけ受け入れられるのかということに半信半疑でスタートしました。しかし現在は全くその不安感は吹き飛ばされ、野球理論に人種による壁はないと断言できるようになりました。Before & After のコーナーを見て頂いても分かるように今までバットにボールが当たらなかった子が今ではコンスタントにライナーでボールを強く打ち返すようになりました。また、スローイングでもどこに投げるか見当もつかなかった子がピンポイントのコントロールを見につけるというように、見事にレジースミスの理論を生徒の皆さんが証明してくれたと思います。

 本年の目標は野球技術に加えて野球を学び、知識を学んでそれを実践で活かしてプレーできるような選手に育成できるようにしたいと考えております。昨年11月の研修でスミスが10歳のアカデミークラスの生徒達にプロ野球選手が学ぶようなレベルの知識を分かり易く資料を元に解説している光景を見て、年齢に関係なくできるだけ頭で野球というスポーツを理解し知識を身につける事が大きく他に有利にプレーをすることができると思いました。ましてはその野球のレベルが上がれば上がるほど大切なことだと思います。
例えばどんなボールは来るか分からない状態で打席に立つのと何が来るか分かって打席に立つのとでは大きな違いがあります。約90%の球種による癖が投手から現れることを御存じでしょうか?144KMの球速は約0,4秒で本塁を通過すると言われます。目がまばたきするスピードとほとんど同じブリンキングタイムという非常に速い時間で反応しなくてはいけません。また、カウントによる球種の削除の仕方など、ある一定のカウントで投手が投げる球種を限定できる考え方など、例えば1988年のワールドシリーズ第1戦オークランドアスレチックスVSロサンゼルスドジャースでの伝説となったカーク・ギブソンの怪我をした左足を引きずりながらの代打サヨナラ逆転本塁打は当時の不動のクローザーのエッカ―ズリー投手の2-3で投げてくる球種を完全に読んでいたと言われます。

 これらの例を見るだけでも、レベルが高くなればなるほどそのような知識がなければある意味では通用しなくなってしまうと言えます。

 2010年もさらに進化し続けることができるように努力致します。どうか本年もレジースミスベースボール:ジャパンを宜しくお願い致します。

                        レジースミスベースボール:ジャパン   代表 滝口 ひろし