メジャーリーグの選手の評価基準について

  メジャーリーグのアマチュアスカウトの選手評価方法を今回は

紹介致します。各項目ごとに9種類の評価得点と約11種類の評価対象があります。

評価得点 

 1-  60~63 POOR 最低

2 – 64~66 WELL BELOW AVERAGE 平均よりかなり低い

3-  67~69 BELOW AVERAGE 平均より低い

4-  70    AVERAGE 平均

5-  71~73 ABOVE AVERAGE 平均より上

6- 74~76 VERY GOOD とても良い

7-  77~80 OUTSTANDING 素晴らしい

 評価対象

1- HIT 打撃

2- POWER パワー

3- RUNNING 走力

4- ARM STRENGTH 肩の強さ

5- ARM ACCURACY 制球力

 6- FIELDING 守備

 7- RANGE 守備範囲

 8- MAKE UP 取り組む姿勢

 9- APTITUDE 適応能力

この他に投手は以下の項目がプラスされます

10- VELOCITY 球速

11- MECHANIC 投球ホーム(メカニック)  

 これらの総合得点が高い選手ほど、メジャーリーグと契約する可能性が非常に高くなります。これらの項目を満たした選手をコンプリート プレーヤー(万能選手)と言います。その中で最も重要視されているのがスローイングに関しての部分です。投手の場合は4項目が評価対象になります。(肩の強さ、制球力、球速、投球ホーム)肩が弱いというのは必然的に全体の得点を下げる大きな原因の一つになります。また、パワー、走力など身体能力を高く評価しています。そして野球に取り組む姿勢なども同じように評価されるために、日本の野球よりもある意味で態度、服装に厳しく評価されます。ロサンゼルスドジャースのスプリングキャンプでの規定などは非常に厳しくすべての施設内で禁酒、禁煙、服装の徹底、次の場所への移動はランニング(メジャーリーガー以外)というようになっています。また、レジースミスがメジャーで通用する選手になるのに不可欠な要素が9- APTITUDE(適応能力)であると言います。指導されたことを自分にものにできるだけの適応能力、努力できる力、すべての物事に対して注意深く聞くことができる能力です。 野球選手として成功するには優れた技術にプラスして優れた野球に取り組む姿勢であると言えるでしょう。