この度はメジャーリーグで活躍する体の小さいメジャーリーガーを紹介します。
ボストンレッドソックスの正二塁手のジャスティン・ぺドロイア選手です。
2004年にドラフト2巡目で入団
2007年に新人王
2008年ア・リーグのMVP
身長170センチ
体重80キロ
この体の大きさで強打を連発し、彼よりも体の大きなメジャーリーガーよりも素晴らしい活躍を見せています。
なぜ、この話を題材にしたかというと私自身も大学を卒業して日本のプロ野球のテストを受けようと思いその資格を調べたところ、何とほとんどの球団に175センチ以上という参加基準があり、その事実にとても落胆した思い出があります。それでも諦めきれずに渡米しアメリカのトライアウトを受けました。アメリカではどこの球団にも身長の制限はありませんでした。
その日米の考え方の違いで分かったことがあります。ある日、この話題をスミスとしていた時に「野球は体の小さいアスリートに適したスポーツだ。日本の球団がなぜ、身長の制限を作るのか全く理解できない。」と話していました。アメリカには他にもアメリカンフットボールやバスケットなど体の大きさや身体能力を必要とするスポーツがあるために、本当のアスリートはそれらの競技を選ぶ傾向が強いと言われています。それらの競技に比べれば野球は体が小さくても十分にできるということです。また、特に守備面では低くなる動作が非常に多く、身長が低い選手の方が有利なポジションもあります。また、打撃面でも身長が高くなればなるほど、ストライクゾーンも必然的に広くなるため、広範囲でプレートをカバーしなければいけないために不利な面も出てきます。
昨年のワールドシリーズで大活躍をしたリンスカム投手は180センチで77キロで最速160キロを計測するなど、体全身を使うことでこれだけの剛速球を投げることができます。また、近年ではラテンアメリカ系の体の小さい捕手が成功していることからポジションによっては体の大きさを重要視しない傾向が強くなっています。
体が小さくても打撃や守備でパワー、スピード、テクニックを備えていれば通用するということを証明している選手がたくさんいることを皆さんに知って欲しいと思います。もし、自分が体が小さいことにコンプレックスを感じている選手は是非、これらの選手を励みに諦めずに努力をして夢を実現して欲しいと思います。
それでは下記の力強いぺドロイア選手の本塁打シーンの映像を観て下さい。体が小さいからと言って当てるだけの打撃ではありません。強い打球を打つことが打率を上げる最大の方法なのです。