この映像はレジースミスベースボールの本社のあるエンシノリトルリーグの施設内で撮影されたエンシノリトルリーグの選手に向けて指導向けのものです。
小学生の子供たちに向けて非常に分かりやすく説明をスミスがしています。
それではこの映像でスミスが指導している正しいスローイングの方法を解説します。
①Petting the big dog (大きな犬の背中から尻尾までなでるようにテイクバック)
この動作ができることで小学生の子供多くみられるパイスロー(手の上にボールが乗る動作)の修正します。最も肩を痛めやすい動作の一つです。この動作で正しいゼロポジションに入りやすくなります。
②Natural carry angle (腕の力を抜いて下に下げた時の自然な腕の角度)
この角度がスローイングをする際の各自に最も合った自然な角度と言われます。肘を曲げすぎることで肘に大きな負担が掛ります。また、肘を曲げすぎることで送球時に使われる筋肉群が少なくなり強いボールを投げることが難しくなります。いかにCシェイプのしなりを作るには後ろにあるボールを胸郭から前に引っ張ってくるようにすることで力のあるボールを投げることができるようになります。
③Zero position (腕の上げた時の自然腕の角度と言われるポジション)
腕を楽に上に上げた時の自然の角度です。上がり過ぎると腰の回転と連動せずに腕だけの動きになりボールに力が伝わりません。肩よりも下がると小さい筋肉群しか使えないので関節に掛る負担も大きくなり力のあるボールを投げることができません。学校での授業中に挙手した際の自然の腕の角度です。
これらの解説からも分かるように何度か自然な角度という言葉が出てきます。要するに各自にあった自然の角度で投げることで体全身が連動しやすくなります。
この映像はアメリカの小学生向けに簡潔に説明していますが、実際にメジャーリーガーも行っている動作です。是非、参考にして頂ければと思います。