メジャーリーグ伝説 5年連続新人王

 
レジースミスがロサンゼルス・ドジャースのマイナーリーグにてフィールドコーディネーター(マイナーリーグ総合責任者)をしていた時のメジャーリーグ伝説の5連続で新人王を輩出した時の映像です。
1992年 キャロス
1993年 ピアッザ
1994年 モンデシー
1995年 野茂 英雄
1996年 ホランスワーズ

 当時のドジャースはブルックリン・ドジャースの時代から含めて18回の新人王を輩出しています。第2位がニューヨーク・ヤンキースで8回と2倍以上を輩出していることからも分かるように、新人育成方法に高い定評がありました。当時のオマリー会長の球団方針として才能のある若い選手をスカウトし、育成力のあるコーチのもとで4年後にメジャーリーガーを育成するというコンセプトでした。
1995年の野茂投手以外はすべてパワーヒッターというように、強打者の育成にスミスが大きく関わったことが非常に大きいとされています。
1992年の新人王のキャロス選手は当時のラソーダ監督に「メジャーリーグの直球は打てない」と言ったことに落胆したキャロス選手のためにラソーダ監督と口論をして彼の才能を説得しました。また、1993年のピアッザ選手は球団からの2回の解雇に対して球団を説得、そしてドミニカでのスプリングキャンプではスペイン語をピアッザは知らないと思って陰口をしたコーチの心のない言葉で傷ついたピアッザは自分から球団に辞意を表明しました。しかし、スミスはそのコーチを解雇にしてピアッザを説得して辞意を取り消しました。そして、その後に大ブレークをしました。それぞれの選手が様々な挫折を味わいながらスミスに励ませれて大きく育ちました。

高い育成能力に加えて選手の才能を信じて育てたことが5年連続新人王という偉業が達成できたのではないかと思います。