先日、ナショナルリーグのロサンゼルス・ドジャース対サンフランシスコ・ジャイアンツ戦でのメジャーリーグらしい高いレベルの走塁を見ることができました。下記の映像には一連の動作に隠されたテクニックが含めれています。
走者2塁で右翼前適時打に対しイーシアー外野手はまず、飛球を取れる振りをするフェイクアクションをします。それを見た三塁ベースコーチが捕球されると思い、走者の進塁を
止めます。しかし、二塁走者のパガン選手は打球の飛球の角度と打球の強さを判断して本塁を狙います。しかし、イーシアー選手は三塁コーチが走者にストップのジェスチャーを見せているのを見て本塁への進塁がないと判断します。しかし、本塁へ送球をしない動きを見たパガン選手は三塁コーチの指示に従わずに本塁に突入します。それを見て慌てて送球したことでカットプレーのミスも誘い見事にセーフとなりました。三塁コーチの指示に従わなかったことは決して良いことではないと思いますが、しかし、自分の直感的な判断能力は非常に高く評価できると思います。
訂正 ・・・
①スミスにこのプレーに関して聞いたところ、まず三塁コーチャーはストップではなく自分で判断ができないために走者に進塁の判断を委ねるジェスチャーをしているということです。もし、ストップの場合は両手を上に上げる動作をします。
②バガン選手が本塁進塁をする大きな判断基準になったのはフェイクアクションすると送球に入る勢いが失われるために強い送球を本塁にすることができないと判断したことが大きいというスミスの見解でした。いずれにしてもこの走塁は素晴らしい走塁であることは間違いないということでした。