メジャーリーグのプレーオフが始まりました。今回はナショナルリーグ屈指の二遊間、べタンコート遊撃手とウィークス二塁手のスーパーダブルプレーを
紹介します。以前にサンフランシスコ・ジャイアンツのクロフォード選手の練習風景を紹介しました。長い野球シーズンの中で楽しみながらプレーするために遊び心の中から生まれたプレーが現実となり、チームの勝利に大きな貢献をしています。
べタンコート遊撃手が二遊間のボールを捕球、しかし、角度的にすでに二塁ベースを通過しているために右手に持ち替えても送球することができません。
通常はここで無理せず1塁に送球して、確実に1アウトを取りに行くところですが、何とここからバックからのグラブトス。そこでウィークス二塁手は待っていましたとばかりに素手で捕球してそのまま1塁へ送球して余裕でアウトにしています。
野球を楽しみながらクリエイトするという言葉がピッタリと当てはまるのではないかと思います。確かに基本は最も大事です。基本が出来て初めてこのようなプレーができるようになります。しかし、時には野球を楽しむ余裕を選手に与えることで、野球の楽しさを知ることができるのです。
こうした遊び心が現実となり、いつかは当たり前のプレーになるのではないかと思う時があります。
弊社の野球指導にも、この守備練習を取り入れています。そして、見事に全く同じプレーをやっています。そのプレーに取り組む選手の楽しそうな表情はまさに野球を本当に楽しんでいるんだなと実感します。
日本野球の素晴らしさに少しでもこういうった遊び心が入ったら、さらに幅が広がるのではないかと思う時があります。いつかこういうプレーが日本でも見ることができることを心から楽しみにしております。