Hiromasa Kikuchi


 福島県の会津ボーイズで活躍した菊池啓聖くん中学3年生は非常に高い守備力を評価されて特待生として福島県の某強豪高校野球部に入学が決まりました。その啓聖くんの課題は打撃力をアップし走攻守のすべて兼ね備えた選手を目指すことです。左の側の映像は昨年12月28日の郡山ベースボールキャンプ時に撮影したもので、右側が今年1月24日(日)の郡山での個人レッスン時に撮影したものです。約1ヵ月弱という短期間で素晴らしい適応力を発揮してくれました。

 それでは技術進歩した部分を簡単に解説致します。

①効率の良い圧縮ステップができるようになったことで軸のブレが少なくなった。
②ストライド時に背骨の角度が変えずに打てることでバットの軌道が変わらなくなった。
③構えのトップの位置を少し肩付近に寝かせ気味に構えることで前よりも肘がスムーズにヘソ付近に向かいようになり、足と連動した動きができるようになった。
④スイング時にグリップがトップの位置を維持しながら体の前を交差するように前に移動できるようになった。それによって手首を返さずにボールを捉えられるようになった。

 この1ヵ月で下半身と連動してボールを捉える技術を身につけられたことは非常に大きな進歩だと思います。これからの活躍を心から期待しております。